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若葉庵

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ずっと一緒にいようね

ウン十年の人生で猫との暮らしを経験したことがなかったのだが、この子がうちに来てからの半年あまり、いろんな発見をさせてもらった。

1)人に関心大アリ
猫は人に関心がない、そう思っていたのだが、うちの子は犬のように人なつっこい。殆どの場合、私の半径2メートル以内に生息。

2)動きのある水が好き
猫オーナーにとってはジョーシキなのかもしれないけど。ちょっと前までボウルに水を入れて踏み台の上においたのだけれど、飲む前に必ず手で踏み台を触わっていた。
その触り方が叩く感じだったので、よくボウルに引っ掛けて水をこぼし、朝目覚めると床が水浸しのことも度々。
この動作、最初は水のある位置と体の位置の調整のためかと思っていたけれど、どうやら水に波紋を立てていた様子。
人に勧められた噴水式の水飲みを設置してみたところ、シャワー部分から、フィルターで巡回する水の溜まったところから(シャワーで上から水が来るので、受け皿部分の水も常に動きがある)、まあよく飲みますこと。
この噴水式、私には息子をよく連れて行った近所の子供プールのミニチュア版にしか見えないんだけど…。

3)すみっこや狭いところが好き
自分の小さい時を思い出す行動。秘密基地、探索欲求? その気持はよく分かるので、椅子、箱、シーツを組み合わせて基地を作ってあげている。箱の中が好きだというのは聞いていたが、ソファーやテーブル、タンスや冷蔵庫の下とか、10センチぐらいの隙間も気になるらしい。隙間を何度か一緒に覗いてみたが、ホコリだらけで、掃除していない自分への嫌悪感に苛まれた(笑)ので、猫目線はほどほどにすることにした。


ともかくー。コロナによる10ヶ月のステイホーム期間(まだまだ続くが)で、この子がうちに来てくれたことは最高の出来事。
癒やし、笑い、好奇心をもたらしてくれるこの子に、私は何をしてあげられるだろう。

ずっと一緒にいようね。

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猫とのひと時

# by wakabakato | 2021-01-17 04:21 | 暮らしネタ

ほうじ茶タイムトリップ

ほぼ1年前に書いたらしき内容。お茶の写真を撮ろうとしたまま忘れて、【下書きフォルダ】に葬られていた。
せっかくだから、投稿。
1年たった今は、またコーヒーが飲めるようになりました102.png

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数か月前からコーヒーを飲まなくなってしまった。おいしくないのだ。それまでは一日に少なくとも3杯は飲んでいたのに。
体が受け付けないわけではなのだが、食指をそそられない。
誰かがコーヒーを入れていれば芳香に鼻をくすぐられることはあるけれど、前のような飲みたい衝動がない。
完全な味覚の変化。


それで今のお供はお茶、紅茶の類。一番好きなのはほうじ茶。

わたしの中学校・高校では、お昼当番の人がほうじ茶をやかんで入れる習わしだったのだが、
シアトルのちょっとばかり寒い家で、ほうじ茶の香ばしい香りをかぐと、思春期の女子ばかりがわいわいやっていたあの教室の風景に戻る。
暖房が効いた教室。ワックスのきいた木の床がきしむ音。そして暖房機の上に乗せられて温められたお弁当から混じりながら漂う食べ物の香り。

香りが五感をくすぐって、35年以上も前の記憶にたどり着く。いい学生時代を送らせてもらったと父母に感謝。



# by wakabakato | 2021-01-11 05:37 | つぶやきネタ

今日の手仕事 11月2日

庭の木で、秋になると美しい実をつけるものがある。名前はわからない。
頻繁に鳥が来てはついばむので、鳥にとってはおいしいものでもありそうだ。

その木が大きく伸びていたので、夫が余分な枝を伐採した。
実のついた枝が美しく、捨てる前に花瓶に挿すことに。
同じく名前のわからない、ふわふわの花と一緒に。

このふわふわの花、煙の木と思っていたが、インターネット検索した写真の花とは違うようで。
でも中心の濃いえんじ色が、秋らしくて好きです。

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# by wakabakato | 2019-11-03 13:49 | 暮らしネタ

今朝のシアトル

今朝、8:17現在のシアトル地方。もというちの近所(シアトルの北)。もやがうっすらかかる中から、朝日が顔を出し始めています。
紅葉も終盤に差し掛かってきましたが、雨が降らなかった1週間のおかげで、持ちこたえています。
晴天が続いた今週は、秋ともなると雨が定番のシアトルには珍しくも、ありがたくもある1週間でした。

露がびっしりおりた芝には霜のパッチワーク。車にも霜のレイヤーがかかります。吐く息も車の排気ガスも冷気の中、真っ白に見えます。
朝日の角度が下がり、通勤途中、左から顔に差し込む日光ががうっとおしいけれど、
季節が移り替わっているんだなと、体感します。

11月。そろそろ冬支度。
SAD(季節性情動障害(きせつせいじょうどうしょうがい、: Seasonal Affective Disorder; SAD)かと思うほど、
私の気持ちも例年冬に落ち込みがちなので、今から戦々恐々としていますが、うまくコントロールできますように。
その抑制のため、たぶんこれからブログを書く頻度が増えると思いますが、どうぞお付き合いくださいませ。

今朝のシアトル_c0039659_00425970.jpg
おまけ
ハワイで以前撮ったハイビスカス。これからの季節、気持ちだけはハワイに飛ばさないと!
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# by wakabakato | 2019-11-03 00:44 | つぶやきネタ

エッセイストと日記文学

昔あこがれていた職業。
お姫様(職業か?)、天文学者、先生、そしてエッセイスト(順不同)。

でもエッセイストは著名人が書くからこそ、エッセイとして成り立つのだとずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと信じてきた。
仕事をするのに資格がいらないエッセイスト。ライターの1ジャンルと言えなくもないけど、著名人でない人が書いても人の目に触れることって少ないのでは、とこれまたずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと思っていた。


しかしオンラインメディアの台頭で、こだわりあふれる文章とネタ次第では、著名人でなくてもエッセイストになれるのだと、最近考えを改め始めた。
「・・・・になるには?」シリーズの本を読み、「なる」ための順序を知らなくちゃ!と思っていた過去の私だけど、今〝物書き“の間口は広い(稼げるかどうかは別として)。

文章にしたいあふれる気持ちを「どうどう」とたしなめ、冷静に言葉を選び、明確に伝える文を起こす。
それが出来てかつ、読んでもらうためのコツを加える。
その努力はエッセイストに限らないけど、人生後半戦を迎え、死ぬ前に挑戦する意味はあるのかも…。
気負わずにそう思う。



話変わって。大学生の時、宿題となるといつも日記文学に関する論文ばかり書いてました。
日記って普通人に見せないもの。なのに文学として他人に見せる(読ませる)ものになってしまった日記文学の目指すところとか、著者の思いとか。
うろ覚えだけど、そんなことについて書いていたような記憶。

この前それを思い出して、ふと気づいた。「平安時代の女流日記作家ってブログの先取りじゃん!」と。 
ブログやインターネットなんて生まれるずっと前、今から1000年以上前にあった日記文学。これってブログの始祖じゃない!?

# by wakabakato | 2019-05-25 12:40 | つぶやきネタ